ビーガンとは?飲食店がインバウンド対策をする上で抑えておきたいのこと
ビーガンとは?
ビーガンは卵や乳製品を含む、動物性食品をいっさい口にしない「完全菜食主義者」のことです。
ベジタリアンと一口にいっても沢山のタイプに分けられます。
- ビーガン(植物性食品のみを食べる)
- ラクト・ベジタリアン(植物性食品と乳製品は食べる)
- ラクト・オボ・ベジタリアン(植物性食品と乳製品、卵は食べる)
- ペスコ・ベジタリアン(植物性食品と魚、卵、乳製品は食べる)
上記の他にも多くのカテゴリーに分類されています。
実はビーガンにも、色々なタイプが存在します。
- エシカル・ビーガン(食品だけでなく、レザーや毛皮などの動物製品も使用しない)
- ダイエタリー・ビーガン(衣料品などにはこだわらないが、動物性食品を口にしない)
- フルータリアン(果物など収穫により植物を殺さないものを食べる)
ビーガンにも考え方によってタイプが分かれますが、動物愛護と地球環境がキーポイントになっています。
ベジタリアンインバウンドが増えている
アジア地域の「インターナショナル・ベジタリアン・ユニオン」によると、菜食主義者の人数は、現在インドネシアやタイ、マレーシア、シンガポールと合わせて200万人がいる。訪日観光客が多い台湾では、13%の人口を占めている。さらに世界最大のベジタリアン人口を誇るインドでは、全国民の39%がベジタリアンであるという統計があり、他国の群を抜く水準です。
世界中のユーザーが店舗掲載できるベジレストラン情報サイト「 Happy Cow 」
世界中のヴィーガンやベジタリアンがレストラン探しに役立てているサイトとして、Happy Cow(ハッピーカウ)が世界的に有名です。2017年9月時点、掲載店舗数は約6万店舗、アクティブユーザー数は約7万人、口コミ投稿数は約23万件を誇る世界有数のベジレストラン情報サイトです。
訪日ベジタリアンのためのレストラン情報サイト「Vegewel」
訪日ベジタリアンのためのレストラン情報サイト「Vegewel」ができた。ただし、他国より日本はベジタリアンのニーズにあわせた施設を作ることにおいてまだ遅れています。
まとめ:ビーガン&ベジタリアンが楽しめるお店が日本にはまだ少ない
ビーガンとは野菜のみしか食べず、さらに、服装も、動物の毛皮なども身につけない人たちのことを指します。ベジタリアンは基本的に野菜中心の食生活をしていますが、チョコや乳製品を食べる方たちもいます。そして、まだまだ日本にはベジタリアンやビーガン対応しているお店が少なく、日本に訪れるビーガンやベジタリアン外国人達は食生活で苦労している模様。2020年に向けて、ビーガンやベジタリアン対応をしているお店を増やしていくことが大切になります。