スタートアップで働く元甲子園球児が色々とHackするよ

スタートアップ系で働く元甲子園球児が経営、マーケティング、営業、ツール、本などなどHackします。たまに徒然なるままに思いを書きます。

大阪が韓国人から人気の理由とは?インバウンド担当者なら抑えておきたい3つの理由

訪日韓国人が増えている

日本観光庁の集計によると、2017年10月までに、日本を訪れた韓国人観光客は584万人に達しました。前年同期比にすると、40%増。歴代最高と言われた2016年の観光客数509万人の記録は、すでに2017年9月の時点で達成され、年内には旅行者数600万人突破が確実視されています。この驚異的な数字は、韓国人が8人いれば、そのうち1人は日本を訪れた計算です。さらに日本政府観光局による2018年1月〜3月の訪日外国人数の統計によれば、中国の1,943,600人を上回る2,131,300人が韓国より訪れており、日本に一番来ている外国人が韓国人です。

 

訪日韓国人が増えている3つの理由


それでは、なぜこのように韓国人が増えているのでしょうか。その理由を調べてみました。


1LCCの増加

1つ目の理由は韓国と日本を行き来する格安航空会社(LCC)の便数が増えたことです。LCCを活用すると、格安航空会社とあるように費用をかけずに日本に訪れることができます。さらに、韓国のチェジュ航空は来年1月から日本の九州鹿児島に新規就航するなど、日本の定期路線を8個に増やしております。

 

イースター航空も今月から宮崎に新規就航しています。韓国系LCCの日本発着便数はこの2年間で約3倍に増え、さらに2016年末から2017年にかけて日本への新規就航、増便が相次いでいます。仁川(インチョン)から関空までは約1時間半で、東京に比べて短時間で来られます。韓国の若者の平均的な旅行日程2泊3日を考えると、大阪は安くて近い、安全な海外といえる」と強調。そしてミナミの中心地・難波は、大阪の中でも関西の各都市とのアクセスが特に良いです。奈良や神戸、和歌山とは電車一本で結ばれています。


2迎撃ミサイルシステム「THAAD」問題


2017年は迎撃ミサイルシステム「THAAD」配備に対する報復措置として、中国政府が韓国旅行を規制したことを皮切りに、北朝鮮の核問題などによって観光産業が壊滅的な打撃を受けています。その影響のため、元々、韓国にとって中国旅行はとても人気でしたが、中国に旅行を考えていた、韓国人が日本旅行へとシフトしたと考えられます。そのため、韓国人が日本に訪れるようになりました。

3コリアンタウンがあり、韓国人に馴染みがある


猪飼野(いかいの)地域は現在の鶴橋を含む地域であり、関西最大規模のコリアンタウンがあります。朝鮮人が定住化、永住化し、日本人との協働によって創りあげた多文化共生地域といえ、大阪には他者を受け入れる高い寛容度があったからともいえます。その寛容度が高い雰囲気そのものが、多くの韓国人を魅了しているのです。

 

さらに、「SNS」というキーワードもあります。観光庁:訪日外国人消費動向調査「平成29年10月~12月期」の「出発前に得た旅行情報源で役に立ったもの」という調査があり、韓国は個人のブログやSNSの発信から日本旅行への情報を収集しているようです。そのため、日本に訪れた韓国人や、在日韓国人の方たちのSNSやブログの発信から情報を収集し、日本旅行に訪れています。大阪はコリアンタウンもあるため、情報が収集しやすく、日本に訪れてからも親しみやすい土地として人気を博しています

 

まとめ:大阪は韓国人から人気!

  • LCCの増加
  • 迎撃ミサイルシステム「THAAD」問題
  • コリアンタウンがあり、韓国人に馴染みがある

以上のことから韓国人から大阪は人気だと考えられます。2018年3月までの日本政府観光局の統計ですとその他の国々を抑えて、韓国人が一番日本に来ております。インバウンド市場では韓国の勢いは目を離せないでしょう。これからの韓国の動きに注目です。