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なぜ、インバウンド業界ではメディカルツーリズムが流行っているのか?

少子高齢化が進み、日本の人口が少なくなっています。定住人口という考え方があり、人口一人が減ると年間で125万円の消費が無くなると言われており、年々人口が減ることにより、消費力が少なくなっています。それはまさに、医療の業界でも同じことが言えます。日本の人口が増える兆しは無く、医療業界でもインバウンド需要を取りに行く動きが注目されています。そこで、今回は注目されている医療インバウンド、メディカルツーリズムについて解説していきます。

そもそもメディカルツーリズムとは?

 

一般社団法人「メディカルツーリズム協会」によると医療ツーリズムの定義で目的は大きく3つに分類され、1つ目は「治療」を目的としたもの、2つ目は「健診」を目的としたもの、そして3つ目は「美容・健康増進」を目的としたもので、これら3つの違いは、渡航するにあたって「医療」の要素と「観光」の要素がそれぞれどれだけの比率かによります。

メディカルツーリズムが流行っている3つの理由

 流行っている3つの理由を紹介いたします。

医療滞在ビザが発給している

日本政府は2011年に医療滞在ビザの発給を開始しており、外国人患者などの身元保証を行う事業者を経済産業省観光庁で審査して登録しています。登録事業者の身元保証が医療滞在ビザの発給の条件で最長は6カ月、数次ビザ(有効期間中は何度でも出入国可)も可能で、有効期限も病状を踏まえて3年まで延ばせます。また2013年には、厚生労働省の検討会が、医療法人が海外現地法人に出資できることを明確化するなど、海外からの医療観光を後押ししています。

医療滞在ビザの発給は9割近くが中国(外務省ビザ発給統計による)。その数は2012年から比べるとうなぎのぼりだ

中国人が日本医療に注目している

中国人が日本で医療を受ける理由として
◆待ち時間の短縮 ◆医療の信頼度 の2つが挙げられるという。

松山でアンケートしたところ
日本の医療について◆医療技術が「高い」 ◆スタッフの対応が「良い」 ◆病院の衛生環境が「良い」 ◆医療機器の質が「良い」 ◆安心・信頼が「できる」 

市場のポテンシャルが高いから

2020年には医療を受けることを目的に訪日する中国人だけでも年間約31万人に達する見込みで、訪日外国人全体だと、42万人で医療ツーリズムの潜在市場規模は5507億円に達するとみられている。

経済波及効果は2800億円以上にのぼると試算。<br>医療ツーリズムの受け入れが進めば、日本の経済発展や地域活性につながると期待が寄せられている。<br>図表は日本政策投資銀行「進む医療の国際化(2)~拡大するアジアの医療ツーリズム~」より引用

まとめ:インバウンドではメディカルツーリズムがアツい!

このようにインバウンド業界ではメディカルツーリズムがアツいです。注目していきましょう